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旭川の祭り
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冬祭り(2003/02/10)
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| 全国的に報道される北海道の冬祭りといえば札幌が有名ですが、旭川の冬祭りもすばらしいものがあります。雪像の大きさの記録ではギネスブックにも載っているほどですが、市民が作った小さな雪像も楽しみです。 |
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メイン会場は市内中心部に位置する常盤公園。最近では駅前の買い物公園(歩行者天国の発祥)にも氷像の制作・展示が行われています。
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毎回、石狩川に面する河原に大雪像が制作されます。これは自衛隊が中心となって作られる、たいへん大がかりなものです。民間で作るのはちょっと無理ですね。この大雪像は建物がモチーフとなるのが恒例で、人が自由に登ることができます。また、イベントもこの大雪像の上で行われます。つまり、遠くから見ると巨大な雪の建物、近くで見ると雪のステージ、中は雪の廊下といったようになっています。
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| 大雪像の上の黒いポチポチが人間です。これだけの大きさになると圧巻です。 |
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大雪像でのイベントには、芸能人や○○レンジャーショーなんてものが披露されます。レンジャーショーを旭川で見られるのは滅多になく、子どもたちは真剣に見入っています。案外、大人も真剣だったりして、家族でトクした気分になります。
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テレビで見るレンジャーとナマのレンジャーとのギャップにとまどうのか、子供は異様な光景に固まっているように思えます。子供にとってこうした光景はどのように映っているのでしょうか。
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しかし、大がかりなショーばかりが冬祭りのメインではありません。むしろ市民が作った小さな雪像をのんびり見て回るのが楽しみです。美術館で油絵を見るのと違い、てくてく歩きながら「ふーん」とか「へー」とか勝手な感想を言えるのが良い雰囲気です。とりわけ「すべり台」付きの雪像は子供に人気があります。こうなると雪像の出来不出来なんかどうでもよくなり、こっちのほうが良く滑るとか、あっちのほうがカーブがおもしろいなんてことになります。制作者の人達も、滑ってもらうと喜びが増すのではないかと思います。なんだか岡本太郎の芸術みたいです。
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| こども用の大きさなので大人は滑ることができません。こどもにはお手頃の大きさらしく、意外と人気があります。 |
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こうした小さな雪像が並びます。誰かが審査しているらしく、時折、○○賞といった看板が立っています。 |
旭川の冬祭りが市民に愛されているのは、こうしてぶらっと来ても十分、楽しめることです。見に来た人がいっしょに遊べるのが大切な要素となっています。こうした手づくりで皆が楽しめるイベントは、静かに長く続くことでしょう。そこでは高齢者も幼児も楽しめる下地があります。もしも注文をつけるなら、会場にスピーカーで音楽を流さないでもらいたいです。不必要に音を流すのは日本人のヘンな習慣です。
対照的にヨサコイソーランは大規模なイベントとして報道されますが、実は参加者と見る側に大きな溝があり、参加自体にもハードルを設けています。これは祭りというよりも、何か特別な存在として自分もスポットライトを浴びたいという集団の集まりという感じに見えます。「爽やかさ」や「すがすがしさ」を感じることができません。「これが北海道独自のイベントなの?」と道外の人に尋ねられて、拒否する道民も多数いることも事実です。たとえ長い年月を経て続いても、現在とは違うものになることでしょう。
祭りとは何か、対照的なイベントを通して考えさせられます。 |
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やがて花火とともに旭川の冬祭りも終わりを告げます。ひときわ高く花火の音が夜空に響いたあとは、静かな町にもどります。次の日には跡形もなく壊される雪像や氷像が、しんしんときしむ厳寒の中、輝いています。そして来年もまた来ようと思うのです。
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