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車のパンフレットや新聞広告などでキリヌキ写真を見ると、車の影の部分が四角くなっています。これは本来の車の影を塗りつぶして新たにカゲを描いているのですが、こうした作業にはエアブラシが活躍していました。現在ではパソコンに追われて、印刷業界からは消えていく存在となっています。
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マスク
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エアブラシで作業をする前にマスキングをします。マスキングとはインクをのせたくない部分をテープなどでおおい、インクがつかないようにすることです。直線が続くようなら意外と簡単ですが、曲線だと難しかったりします。例えば真珠のネックレスの集合。そのうちガァーと叫びたくなります。絶対ムリだと思うのは頭髪部分のマスキング。どうやっても不自然ですよね。それでもエアブラシ専門で独立している人はじょうずに作業していました。
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新聞広告で大活躍
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エアブラシと印刷の仲は深いものがありますが新聞広告では大変お世話になりました。特に新聞大手三社の広告原稿が凸版だった頃はブラシ屋さんは絶対に必要な職業であったわけです。刷り上がった広告を見ても分かりませんが、作業工程を見ているとオオーっと思います。一枚の写真の上に何枚もの透明なシートがかぶさり、その一枚いちまいにブラシ処理が施されていたりします。透明シートの組み合わせで一枚の写真を様々に変化させて広告パターンを増やすわけです。こうした作業になるとブラシ屋さんの技術だけでなく製版職人の技術、営業の知識なども必要になります。こうした人達の息がピッタリ合うと打ち合わせもスムーズで気持ちの良いものです。特にお盆やお歳暮の時期になるとデパート関連からいつも以上の質と量の広告が発注されて、ブラシ屋さんも腕のみせどころといった感でした。
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エロ
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ちょっとエロい雑誌のデザインから印刷まで受注したときのこと。出来上がった雑誌にはボカシなどで法に触れないようにしておりますが、原稿にはボカシなんか入っていません。こちらでボカシを入れるのですから当たり前ですね。そうすると担当者は毎回、ウアーッとなるわけです。お察しください。「男ってやーねぇ」なんて言いながら女子社員も集まって見てました。なんかトホホ。まあいわゆる「役得」ということで、これも印刷の喜びのひとつだったりしました。
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パソコン
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そんなブラシ屋さんも、印刷現場のコンピュータ化とともに姿を消しつつあります。かつてのマスキングもブラシがけの作業もモニタ上でちょちょいとできてしまうのですから、これはたまりません。少なくとも印刷業界からブラシ屋さんが姿を消しつつあるのは寂しいものです。
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エアブラシを3Dで作ってみました。
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