印刷の種類
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修正刀
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安心できる原稿の在り方
折りの種類

印刷作業の前段階に必要な「版下」作成の時に、頻繁に使用するモノのひとつにカッターのたぐいがあります。用途のほとんどは切ることなのですが、普通のカッターでは大きすぎて使いづらい場合があります。そんな時は修正刀を持ち出して、こまかい作業をします。

切るだけではない用途

印刷物を作成するとき、たいていの場合は版下という台紙の上に文字が焼き付けられた写植という印画紙を貼りました。最初は文字のカタマリごと切って貼るのですが、校正で直しが入った時などは、一文字だけ張り替えたり、一文字分だけツメるなどという作業が発生したりします。文字の大きさはそれほど大きくはないので、これは面倒な作業でした。

特に一文字のみの修正の場合、表面だけはがして張り替えるなんていう作業がありました。紙の表面だけ剥がすなんて大変そうだけど、馴れると案外、素早くできるようになりました。

新たに貼り付ける一文字はピンセットでつまんでも良いのだけれど、修正刀の先で刺した方が早かったりします。切るだけではないのです。一文字分の表面を剥がした方は当然、剥がれた分だけへこんでいますが、新たに貼り付ける方も表面だけ剥がして、へこみにちょうど収まるようにします。隙間なくビッタリと収まり、修正したアトがわからないようにすると嬉しい気分になります。

折れやすい

相当こまかい作業が可能なので、先端は極めて薄いのです。そのためにちょっとした力加減で先端が折れてしまいます。折れちゃっても作業に影響がなければ使い続けます。それにしても余りに折れやすいのはどうかと思います。

変わらないカタチ

この修正刀のカタチも、あいかわらず全く変わっていません。もっとも変える必要も感じませんし、ヘンに改良(改悪)されても使いづらいかもしれません。車や電化製品、最近では携帯電話など、なんでもすぐにモデルチェンジしてムダな購買意欲を起こそうとする日本のあこぎな商法とは対照的であると思います。結局、そしてやっぱり、ムダな部分をそぎ落としたモノは単純で変える必要がないと思うのです。

ムダなものを拒否しながら進歩する社会が望ましいのでしょうが、それは人間の歴史自体が創り出す壮大な実験であると思います。エコ社会というのは、そうした時代の入口なのかもしれません。

修正刀を3Dで作ってみました。