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2007/02
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■則末尚大
北海道印刷工業組合 副理事長/旭川印刷製本工業協同組合 顧問/第一印刷株式会社 代表取締役
■谷川 敞
北海道印刷工業組合 常任理事 旭川支部長/旭川印刷製本工業協同組合 理事長/谷川印刷株式会社 代表取締役
■田村禎三郎
北海道印刷工業組合 理事 旭川副支部長/旭川印刷製本工業協同組合 理事/株式会社総北海 代表取締役 |
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司会(宗万氏)
新しい年を迎えて今年にかける意気込み・抱負などを3人の方に熱く語っていただきますが、この広報誌の担当委員会の中村委員長にもオブザーバーとして加わっていただきます。
則末顧問にはこのたび北海道産業貢献賞を受賞されおめでとうございます。
また、谷川支部長と田村副支部長には全印工連から組合功労者顕彰を受けられ重ねておめでとうございます。
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則末氏
私は、地域で・現場で奮闘している旭川の組合員と北印工組本部との橋渡し役のお手伝いをさせて貰おうと思っています。もう一つは地域の実態と現状を、北印工組と全印工連の施策に反映させていくお手伝いをしたいと考えています。抱負というほど大げさなものではないけれど、私の役割だと思っています。
谷川氏
本年度は、私が則末さんから大事な組合を引き継いだというところで何が出来るか色々考えたのですが、出来るだけ組合員の方々と一緒に悩みを打ち明けながらお互い弱いもの同士が力を託し合ってステップアップ出来る組合作りに一年かけてみたいと考えています。印刷月間等にもみんなが出来るイベントを起こして、市民へのPRを地道にやり、後一年を無事過ごしたいなと考えています。
田村氏
今年、私自身は、官公庁依存からの脱皮ということで、北海道というところは官に依存するところが非常に大きかったのですが、そこからの脱皮、これを大きな目標に掲げております。旭川支部の皆さんも旭川市とか近郊に偏らず札幌とか東京のほうで商圏を広げて頂きたい。それができれば旭川も地域もよくなり活性化に繋がると思っているのです。
谷川氏
いいですね。今までの土台が、基礎があるから出来ることで、それに相乗りしていけるかどうかということですね。
則末氏
旭川の業界の環境を良くするということでは、用紙価格の問題等でも強く組合として働きかけていかなければいけないですよね。
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則末尚大 氏
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谷川 敞 氏
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田村禎三郎氏
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宗万 忠 氏 |
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司会
用紙値上げに伴う意見広告についてですが、私のところに『もっと身近な情報として旭川周辺の方々に直接訴えられる方法として旭川支部独自でやっていけないだろうか。例えばあさひかわ新聞、ライナー、折り込みチラシ等、地元に密着した方法ではどうかと、久々に胸が熱くなる思いで』という電話を下さった方がいました。年2回の値上げ実施など過去にはないことで、事業主懇談会でも印刷代の値上げどころか値下げしないと受注は出来ないという厳しい意見もありました。せっかくですから旭川支部独自で何かするという考えはありませんか?
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谷川氏
前向きにやらないといけないと思います。他の団体と同じようなことではなくて手法を変えて印刷業界がこういうふうにやって居るというものを見て頂いて、現状はこうだということを訴えていけたらいいと思います。
田村氏
札幌は熾烈ですね。考えられない数字(金額)がいたるところに出ています。だからリストラ、賃下げをしなくてはならなくなり、自分で自分たちの首を絞めているようなものです。やっぱり、北海道は我々の業種だけではなく官に頼りすぎたのですね。全ての業種でそれをどうやって克服しようかという時にきていると思います。
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司会
10月に下関で開催された文化典が衣替えし「全日本印刷フォーラム」という名称に変わったということですが、その中で業態変革推進プランの第3ステージが「新創業」ということで提案されたということで、参加された則末さんにお願いします。
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則末氏
今まではメインの大会はほとんど講演会だけで終わっていましたが、去年は分科会という形で少し変わりました。昨年の北海道情報・印刷文化典旭川大会のときに浅野会長が「旭川の大会は全国大会の様相を呈している。全国大会も旭川に倣っていかなければならない」という発言がありましたが、これはお世辞だけではなかったようで、今回は花井さんがコーディネーターで3人のパネラーが出てというふうに、多分「全日本印刷フォーラム」に相応しい大会を目指したのだと思います。3つの柱を中心として、1つ目は市民参加型を目指し、2つ目は組合員向けのセミナーで、3つ目は業態変革推進プラン全印工連2008計画の第3ステージで「新創業」を目指すということです。新創業というのは「お客さんの役に立つため、自社の業態を見直し、新しく創業するに等しい変革をしよう。過去を全否定してでも創業するという事業者の熱き思いを進めていきたい」ということのようですから、ごく当たり前のことですよね。お客さんを大事にして、そのために今までのやり方を見直して、創業者の気持ちを持って仕事に取り掛かろうと言うのです。旭川でもやる気のあるところは、どこでもやり始めています。浅野会長は本業を大切にしましょうと、これは旭川大会の特別講演の時にも言っていました。「埃を被った宝の山を掘り起こしましょう、そのために組合を大事にしましょう」、組合を大事にするということは同業者同士助け合って協力し合ってというコラボレーションですよね。今までどおりやっているといつか壁にぶち当たるだろうから早く取り掛かった方が良いですよ、ということです。「新創業」というのは創業者精神に戻りましょうということだと思います。当たり前のことでもあらためて聴くと喝を入れられたような気持ちになりますが(株)山紀さんもそうだし、岳製本さんの24時間3交替制、総北海さんの全国に向けての営業も、印刷機を持たないで企画を売り物にしていこうというのもそうですし、旭川にマッチした業態変革にそれぞれが既に取り組んでいるのだと思います。
田村氏
そういうのを進めていくといいですよね。地方の都市にいる良い人材を活用して、大都市から仕事を持ってくると地方も活性化するし、新しい地方の時代がきているのかなと思いますね。
我が社のBP事業というのは、6割は関東圏です。道内が20その他で20という割合です。学園祭のポスター等で、昨年は49校、今年89校きています。沖縄、九州からもインターネットで入ってきています。
則末氏
ですから北の端に居ても東京、大阪と同じ仕事ができるわけですよね。分かりやすく言えば、総北海さんが全国に向けて仕事をして、旭川近郊でしている仕事を我々に振りまいてくれて、道北圏が潤うということですね。業界を応援するということになりますね。
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司会
「新創業」「業態変革」については「日本の印刷」・「北海道の印刷」の11月号に掲載されていますので時間のあるときにご覧下さい。事業主懇談会の中で取り上げてきた内容が今お話されたことに重複してくるのですが、旭川商工会議所での景気判断の指数発表によると印刷業の売上げがわずかに上向きになっているようです。ところが事業主懇談会でのみなさんのお話はかなり厳しい声が強かったと思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。
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田村氏
上向きになったのではなくて下げ止まった感じがしますね。うちは官の仕事が65%くらいですからそれが無くなって、官の発注が下げ止まったから前年と比較してプラスマイナスゼロになったかとも思います。マイナスは確かに少なくなってきました。
谷川氏
もう一つは、印刷業界が少しずつ2極化し始めてきたのではないのでしょうか。出来る会社と出来ない会社が対峙しはじめている。いまの格差社会とおなじように。東京なども確かに大手は良いですよね。いざなぎ景気を超えたといわれていて、確かにそうかもしれませんが、いざなぎ景気のときの底辺と今の底辺は違うといわれています。事業主懇談会の中でもCTPの設備が整った会社とそうでない会社との差がだんだん開いています。多分商工会議所の景気判断指数に出てくる会社は、業績の良い会社が回答しているかもしれないのでバランス的にどうだかわかりませんが。組合のアンケート調査でも若干去年からみると良くなった会社はありましたが底をみてみるとどうなのかなと思います。廃業しなければならない会社とか、機械を持たないで印刷は他社にお願いして、営業だけでとなってくるのかなという感じがしています。
田村氏
うちも、2台目の8色機を導入し、土・日・祭日も休みなく4シフト完全3交代替制で印刷機を稼働させています。24時間稼働させなければ印刷機の購入費が高く支払いが出来なくなるので、東京・札幌から仕事を受注し安定した仕事量の確保する体制を作っていかなければ、機械の代金も払えなくなります。
則末氏
下げ止まりではないか、2極化して困っているところはより一層困っているのではないかというお二人のご意見に、全くその通りだと思います。政治の世界でも、業界でもトップの感じるところと庶民、あるいは中小零細企業の感じるところというのは違いますよね。良いところ悪いところがはっきりしてきていますね。全体が良くなれば周りも良くなるというのは間違いがないわけですから、全国に出ようという意欲とか、設備をしようとするところは、やっかみなどは振り捨てて全体が良くなる方向にもっていくようにするしかないのです。
田村氏
一つの例なのですが、ある倒産した印刷業者が自分は印刷しか出来ないからということで東京のうちの事務所で営業させたら、「飛び込み」で半年経ったら本人の収入が100万円くらいなったんです。そのくらい稼げるのです。東京は新規開拓は非常に難しいのですが、知人・友人の紹介で営業すると受注の確率は50%くらいあります。それを旭川で印刷をして納期に間に合わせるということがこれからは大事だと思います。伝手がある人はどんどん都会に出て行くと良いと思います。
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司会
先日の事業主懇談会で気になったことですが、岡部理事長の「ここ数年で3分の1の印刷業者が倒産、廃業等で消えていっている」という言葉を旭川に置き換えてみると、現実問題として起こりうることです。官の部分のウエートが非常に大きい。
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田村氏
印刷業界はまだ生き残っているほうだと思います。地域の酒屋、魚屋、八百屋、たばこ屋、文房具屋本屋さん等も無くなり大手のスーパーやコンビニになっています。印刷業界はまだ地域のなかに密着しているから、きちっとしたことをすればまだ生き残れると思います。各事業所が自分のところに合った事をしていくのが大事だと思います。
谷川氏
印刷業界の経営者は何事にも真面目に対応するし、何事も出来るのですよね。企画も出来るし、文章も書ける。そういう素養を持っている人達の集まりなのだから、システム化してこれはこの会社になどと振り分けをしていけば生き延びる道はあるのかなという気はします。大手のスーパーやコンビニが流行っているのは早くにシステム化を立ち上げて手法を確立しているからで、地域の洋品店、魚屋さん等は、システム化されないがためにそこに食われてしまったのではないだろうか。早くに同業者でシステム化をして共同仕入れ等をして価格体系を作っていけたらと思いますが…。
田村氏
印刷業界というのは、電子化など時代のトップレベルのことにいち早く対処し、側面では日々一文字一文字が違うことに対応しているのだから、優れた人の集まりでそんなにおかしなことになる訳がないと思っています。
則末氏
あとは、自信を無くして価格を自分たちで下げていくようなことをしないような努力ですね。
田村氏
景気が右肩上がりの時は多少下げても仕事は沢山あり何とかやってきたけれど、今はこれしかないということのなかで採算の取れない下げ方をしてしまってはどうしようもない。
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司会
価格の話になると先日の事業主懇談会でも話に出た悲壮感ばかりになってしまいますよね。
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谷川氏
だから、則末さんが仰った様に「自信を無くして」ということですよね。自信を無くさなければいいのですが…。
田村氏
業界の力を借りて、機械をフル回転させて全員が自信を持った営業体系を組んで欲しいという気持ちがあります。
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司会
印刷製造を止めて、要するにDTPの前工程を重視していこう。情報と言う言葉を使いながらメディアの部分のなかにいるので勝手にメディアミックスという、印刷、電波、新聞媒体、広告も入るということで何か作り上げられないかという発想をしていくと、製造ではなくて企画プランニング、デザインを主として、印刷の部分はそれぞれのネットワークを活用する方法がある。文字物はここにとか、どんな大口でも心配ないところとか、あの旭川大会で一つの目標に向かって全組合員が一体化したあの時の目線は旭川にしか出来ないと本音で思いました。だから皆さんのアイデアとか情報とかを生かしていければ、旭川でも充分で将来印刷業は成り立っていけると思います。
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谷川氏
そういう部分ではこの間の相原茂明氏(11月16日営業マンセミナー講師)のお話にもあったようにお得意マップというのかな、この会社はこういうのが得意というのを、旭川印刷製本工業協同組合で各社が本当に得意なもの、誰が見ても分かるお得意マップを作ってお互いコラボレーションするのが一番なのかなと思いますね。
田村氏
それでなかったら生きていけないと思うのですね。これは札幌、東京では無理で、この旭川がちょうど良い規模だから出来るのです。金曜日に入稿したものを土・日で仕上げ月曜日には発送する。地方都市のよさを最大限に生かしてお互いコラボレーションできればいくらでも生きる道はあると思うのです。
谷川氏
自分の所で出来ない仕事を他に頼みたいのだけれど、この仕事をやって貰ったら何か変に見透かされてしまうのではないかという、せこい根性を持ってしまう。昔はそういうことから、隣でこの機械を入れたらうちでも似たような機械を入れて競い合うということがよくありました。いま、そんなことは出来ない。再版で10年前に作った絵葉書を一か所だけ変えて作って下さいという時に出来なくなっている。そういうときにどうしようかと悩むことが多くなっている。フイルムで持っているものをデジタルに置き換えなければ版が焼けなくなっていて、自分たちの持っている財産が死蔵してしまうということが在り得るのです。
中村氏
そういう仕事は時折あるのですが、基本的には今の設備にあったものに全部作り直しです。ある意味ではアナログデータをデジタルデータに作り直すという作業は無駄に思えますが、切り替えていかないといつまでも負の財産がのこり、新たに設備をしたデジタルという前向きな財産が生きてこないということになるのです。全部デジタル化にします。
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司会
商社の仕入れ部が営業マンに渡している文章があるのですが、「今後卸商が生きる道は前を向いてひたすらお願いすること」とあります。これは我々の営業マンと全く同じで、商社もメーカーからの押し付けを受けなければいけない。これは我々よりもっと厳しいかも。
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則末氏
どうコストを下げるか努力しなくてはならないのに、コスト意識のない人はコストを考えずに値段を下げて、自分の事業所も困るようなことをして他のところも困らせているのは裏切り行為ですよね。
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司会
今まで、自社の経営努力の話題がありましたけど、組合運営に関して伺いたいと思います。
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則末氏
組合というのはコラボレーション作りの出来る場をつくっていかなければならないと思います。親睦会、セミナーも大事だし、一社一社は小さな力ですけど、小さな力を集めて有効に機能していくような運営をみんなが期待していると思います。
田村氏
新しい技術も取り入れて研究していかなければ地域全体が置いていかれてしまいます。だからといって一社だけが一所懸命やってもそんなに仕事はないし途中で止めざるを得なくなるので、組合は一番の情報交換の場で勉強の場でなかったらだめですよね。
則末氏
そういうことをメリットと感じさせるような組合運営をしなければいけないと思います。組合に入ってもメリットがないと言う人もいますが、組合に入っていれば黙っていても仕事が入ってくる訳ではないし、昔の護送船団方式のように組合が守ってくれるなど甘ったれたことでなく、一個一個の小さな事を集めていつか全体が良くなっていた、という状況になるのがメリットだという意識を持ってほしいものだと思います。
田村氏
結局、どこへ行っても勉強している人は何かを掴んで自分の会社に入れているのです。いろんな話を聞いて自分の会社でも試してみようとするか、しないか、失敗したらまた聞いてみる。それを一つ一つ着実にやってみるしかないですね。組合のメリットというのは自分が求めるもので、与えられるものではないですね。そこで学んだことを自分のなかでどう生かせるかこれだけです。うちなんか全部が真似です。いろんなものを真似して、失敗したり、そのなかでいいものだけを残していくようにしてきたのです。良い発想がないのですからせめて真似をさせてもらうのです。
だから新創業ということが出てきたのでしょうね。もう一度創業のときの気持ちに返って見つめ直すということでしょうね。苦労してきているわけだから。
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司会
事業主懇談会で札幌の方もお話されていましたが、横のつながりを強くして自分のところで出来ないものは隣でというネットワークを構築していっているのですね。
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田村氏
どこにいてもインターネットでデータを送れるし、遠くて不便を感じる時はうちが印刷物にミスをし、明日持って来いと言われた時くらいです。それでも飛行機を使えば何とかなる。月刊誌が入ってきても全く大丈夫です。
谷川氏
方向としては目指せ東京ですね。今年の課題ですね。
中村氏
私としては出て行くのであれば東京に出て行った方が良いのではないかと漠然と昔から考えていますがまだ、実行は出来ないでいます。ただ、出て行く上のきっかけが白紙で、何もないのでなかなか一歩踏み出せないでいます。
田村氏
僕も同じですよ。札幌、東京に事務所を置いたときもゼロからの出発で、必死になってやってきました。なぜ行ったかというとあそこは絶対仕事がある、あとは同じ日本人だからどうにかなると思ったのです。ただしかなりの責任者が行って強い意思で仕事をしなければ、費用だけをムダにし失敗に終わると思います。会社とイコールであるという気持ちの者でなくては駄目ですけど、最初はすべて、ゼロからの出発です。
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司会
ある代理店の話では、企画プランニングし、どこをターゲットにするか等とやって企画料は計算するけれどデザイン料は見ていない。皆さんはデザイン料をどうしていますか?
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田村氏
東京ならデザイン料はくれますが、旭川はゼロです。組版料です。
デザインコンペもひどいですよね。5社以上にデザインコンペを出させて、決まったところからは写真も版権もみんな持っていくという条件になっている。
則末氏
旭川ではデザイン料は貰えない、校正料も請求しづらいようになっている。だから請求しないとこれで終わってしまう。悲しいですね。要望だけはし続けたいと思います。
田村氏
東京だとデザインとか企画やっているところが印刷発注かけるから、やる気になれば仕事がやれます。話しは変わりますが、私は社長になって始めて東京に行かせてもらってビックリしたのですが、都会の人ごみの感覚を肌で感じとり、絶対ここで商売をやっていこうと、必死になっていろんなことを考えましたね。時々その都会の感覚を感じないと、旭川・北海道でいいかということになってしまいます。うちは営業マンを3年か4年東京に行かせていますが、戻ってくるとすごく成長していますね。
中村氏
そこまで対応するということは並々ならない努力をしてきた結果ですね。それがないと今がないのですね。努力しないで安易に「いい話はないか」では駄目だということですよね。
則末氏
日本の文化を創ってきた印刷の仕事も楽しみがなければやっていけないだろうし、努力を楽しいと思わなければ、楽な業種に転換したほうがいいのでしょう。仕事が楽しいと思えるように我々も変わっていかないと現在も未来も繋がっていかないだろうと思うのです。それが出来るのが業界というものだと思います。組合費というのは割り勘だから、良いところを真似したり協力したりしてやっていくのが組合のメリットなので、何もしないで組合に入っていれば良いことがあるわけではないのです。
中村氏
実態は、皆さんが壁に直面してどうしたらいいのだろうともがいている状態だと思うのです。組合のメリットをなかなか見出せないでいます。
田村氏
本当に最初の一歩なのです。同じ時間仕事をしても、疲れたと思って仕事をするのと、楽しいと思って仕事をするのでは歴然と成果が違ってくる。経営者となり、ここに来た以上は自分で色々なものを学んでいかなければならないと思えば、全てがメリットになるし、それを思わないのであれば全てがマイナスになって時間つぶしにきたとしかならないので、そのことを訴えていくしかないのではないでしょうか。メリットを仕事の売上げにしようとするのであれば間違いで、自分の会社に何かを取り入れていこうというのであればなんでもあると思うのです。今日はこうやって話しできただけでもメリットです。
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司会
こんな厳しいときに組合に入っている意義は、こういう話を出来る場つくりがメリットだと思っています。組合はみんなのもので共通した悩みなどを皆で考え、話し合いの出来る場があってはじめて連帯感が出来、組織が成り立っていくのではないかと考えると、仲間が議論できる場が組合だというのが本日の結論かなと感じます。
お忙しい中、ありがとうございました。 |
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編集後記
「一年の計は元旦にあり」
新しい年を迎え、今年の目標を立て挑戦への新たな気持ちを駆り立てられる。
さて、昨年の世相を一文字で表す言葉として「命」が選ばれた。親がわが子の命を絶ち子が親に手を染める。短絡的に自らの命を絶つ。殺伐とした昨今であるが命の尊さを大切にしなければならない。
我々印刷業界を取り巻く経営環境は依然として厳しく先々の不透明感は否めないが、仄かに燃やし続けてきた企業としての炎(命)の火を簡単に消すわけにはいかない。
智恵を出し発想の転換と強い意志(気持ち)を持つ事によって新たな行動がうまれ、その行動から実りある結果がもたらされる事を強く願うものである。
フレッシュ新年号の編集作業に当たり、年末年始の公私共に何かとお忙しい中ご協力を頂いた、則末顧問には感謝申しあげます。 広報委員の皆様におかれましては、業務繁忙の折り広報委員会の開催なども積極的に参加を頂き、全体をまとめ上げることができました。
12月28日に組織・広報委員会を開催し、最終的にこのような内容で発刊することを確認し、関係した組合員の皆様に心からお礼申しあげます。
この広報誌の発刊にあたり、ご協賛を賜りました関連業界並びに関係者の方々に深く感謝を申しあげます。
担当:組織・広報委員会 委員長 中村裕一 |
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